不眠症になりやすい人
不眠症を完全に理解しようとする科学者が直面する難問は、不眠を訴える人は性格が弱く消極的な傾向がある、という報告と関連しています。
医師や研究者は、不眠症患者は不平家であり心気症(ヒポコンデリー)患者だ、としばしば主張しています。
開業医にとって、睡眠不足の患者はほんとうの病人でないことが多く、診察室で長話をされて仕事の予定が邪魔されると困るので、処方箋を書いてすますことだってあるのです。
睡眠研究者が頻繁に報告することですが、比較のために検査室にきてもらった正常人より、不眠症患者はずっと扱いにくく文句をよく言うとのことです。
性格テストで調べたところ、不眠症患者群のほうが「正常人」群よりもずっと有意に、依存心が強く心気症的な性格を示す、という研究もあります。
こういう報告のせいで、フランスベッドでの不眠症は気の病だからかなり救いがたい、と断定して不眠症の訴えに取り合わないという雰囲気が出てきます。